バイトであったあるお客の話

 自分は今、飲食店のバイトをしている。お盆の時期ということもあって店は大盛況だ。また、この時期は団体で来るお客さまも多くてなかなかに忙しい。

 

 ここで話を1つしておきたい。

 

 

 ある時、9人で予約をされていたお客さまが来た。

 

全員がそろっていなかったのでメニューを見ているだけだった。その時僕が呼ばれてあるメニューの具材を聞かれた。まだ具材を言えるほどバイトに慣れていなかった僕が答えあぐねていると、「わからないのなら聞いてきてくれてもいいよ」と笑顔で言ってくれた。急いで聞いてきて何とか具材を伝えることができた。

 

 

 次に全員がそろって注文を取りに行った。注文を取る時も全員が笑顔で話してくれるのでこっちまで笑顔になっていた。かなり元気をもらった気がした。全員が笑顔でいる家族は今まで見たことがない。すばらしいお客さまだと思った。

 

 

 礼儀やマナーもものすごくよかった。

 

 最初、席に案内しているとき全員があいさつをしてくれた。また注文された数の多い料理を運ぶとき、「手前に置いて、あとは私たちがやるから。」と言ってくれて進んで運搬を手伝ってくれた。

また、済んだお皿も一ヵ所にまとめて置いといてくれた。皿を下げるときにかこっちはかなり助かるのだ。

 

 

 そういう笑顔だったり気遣いがあると自分はこの客のために頑張ろうという気持ちになるし、やる気も増す。良いことばかりだ。

 

あのお客様の接客はは量が多くて大変な部分はあったけど、今までにないくらい楽しかった。また来てくれないかな~(笑)